Tuesday, March 03, 2009

わたしの選択



恋愛マスターだと思われてるわたしだけど、実際はまったく学習能力がなくて、駆け引きなんて何ひとつ出来ない。 

なのに、「だってあなたも、それなりに楽しんでいたんでしょう」っていわれて、相手はものすごく恋愛にたけた人だったんだなってことに驚いて、泣いて、恨んで、呪って、でも諦めきれなくて、「捨てないで」ってすがって。

新しい出会いのたびに、今度は違うかなって信じて、また同じだったって落胆して、やっぱり泣いて、恨んで、呪って、でも諦めきれなくて、「捨てないで」ってすがって。

過去の経験を忘れないように、「もう騙されないぞ」って何度も何度もマントラのように唱えて、意気込んで新しい出会いに臨んでみても、でもやっぱり情にほだされちゃって、丸め込まれちゃって、結局、同じ結果。

「好きだ」っていう心からの叫びを聞けば茶化しちゃったり、「愛してるよ」っていう偽りの言葉の甘い響きにうっとりしちゃったり。 で、「ホントの愛はどこにあるの?」って彷徨ってもうすぐ40歳。

わたしの描いていた愛が、今、目の前に展開してなくても、もういい。 今までのひとつひとつの経験が、肥やしになってるって思うことにする。 それをありがとうって思うことにする。 

わたしのカラダから発してるオーラは、ドロドロな色の混じりあいかもしれないけど、それでもきっといい色を放ってると思う。 そして、これからも、結局、性格は、体質は、変わらないから、同じように生きていくし。 そして、さらに、色を重ねて、わたしのオーラは、もっともっとドロドロな色を帯びていくだろうし。

最後の息を吐ききるとき、そんなドロドロなオーラに包まれたわたしのカラダは、きっと、何万年って生きてる樹木のように、皺くちゃになりながらも、その皺にひとつひとつに、たくさんの色が重なりあって染み込んで、ものすごくいい感じになっているんじゃないかなって、そう思うことにする。

なーんてね。


♪♪上辺ばかりを撫で回されて
急にすべてに嫌気がさした僕は
僕の中に潜んだ暗闇を
無理やりほじくり出してもがいてたようだ

真実からは嘘を
嘘からは真実を
夢中で探してきたけど

今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く

いろんなことを犠牲にして 巻き添いにして
悦に浸って走った自分を時代のせいにしたんだ
「もっといいことはないか?」って言いながら
卓上の空論を振り回してばっか

そして僕は知ってしまった
小手先でやりくりしたって
何一つ変えられはしない

今 僕のいる場所が 望んだものと違っても
悪くはない きっと答えは一つじゃない
「愛してる」と君が言う 口先だけだとしても
たまらなく嬉しくなるから それもまた僕にとって真実

交差点 信号機 排気ガスの匂い
クラクション 壁の落書き 破られたポスター

今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない いつも答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く

また描きたして行く
そのすべて真実♪♪

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