花粉症
数日前に、突然、くしゃみを10連発くらいした。 その次の瞬間、鼻水がダラーっ。
えー、小学生じゃないんだから、あり得ないでしょ。 そういえばちょっとダルイ。 ヤバっ、風邪かも。
薬とかポテトチップスとかオリーブオイルとかも、何もかも封をあけたものは、冷蔵庫に収納するわたし。 そういえば、数ヶ月前に夏風邪をひいたときに買った風邪薬があったっけ。
ゴソゴソと冷蔵庫の中をあさると、あった、あった、ありました。 箱に書いてある用量どおり、1回3錠、飲んでみる。
1時間まってみたものの、鼻のムズムズも、喉のイガイガも、目のクシュクシュも、さっぱり消えていない。 あれ? やだ、もしかしてこれって、花粉症?
花粉症ならマズイんじゃないのーと思いつつ、強風の中、自転車を飛ばして、近所の病院へ向かう。
午後の診療が始まったばかりだったのが、ラッキーだった。 待ち時間は10分少々で、診察室に案内された。
待ちかまえていたのは、おだやかなオーラをまとった、小学校の先生みたいな男の先生。 問診中もずっと、優しい笑みをうかべてる。 はい、はい、わかりますよ、つらかったでしょう、といわんばかりに。 先生のその顔を見てるだけで、もう半分治ったような気持ちになった。
「お薬、1日1回の、飲み薬を、1ヶ月分、出しておきますからね。 それから、鼻のスプレーもね。 これで症状はだいぶ緩和されるでしょう。」
ああ、良かった、助かった。
「もし、どの花粉に対してアレルギーがあるのかを知りたければ、血液検査をすることもできますよ。 どうしますか?」
血管が細くてなかなか採血ができないわたしは、一瞬ひるんだ。 だって、血管を捜して、針をグリグリすると、貧血を起こしてしまうんだもの。
あのー、血って、たくさんとりますか?
先生はわたしの問いに、「え?」と不思議そうな顔をしたけど、すぐに柔らかい笑顔に戻って、「ほんの少しですよ。」と答えた。
じゃー、お願いします。
採血は看護婦さんがしてくれた。 ここでまたビックリ! 半年前に、HIVの検査をしたときは、普通の注射針で採血されたけど、今回は、違った。
看護婦さんが取り出したのは、細くて短い針の先に細いチューブがついているもの。 指示にしたがって、しばらく腕をダラーンと下にたらして、グーパーグーパーを繰り返す。 血管を数回たたき、浮き立た後、看護婦さんは迷うことなく、一気に、わたしの血管に向かって、針をプスっと刺した。 そして待つこと・・・5秒? 小さな絆創膏を貼って、はい、おしまい!
速い! 痛くない!
結果は1週間後。 アレルギーなんてないと信じて生きてきたけど、もしかしたら何か反応がでるかも。 ないほうがいいに決まってるけど、なんかちょっとワクワク。
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