Monday, May 30, 2016

Sliding Doors and Right Path

Sliding Doors
もし私たちがもっと鈍感だったら
もし彼らが車両の端の席の前に立っていなければ
もし私たちが7号車に乗っていたら
もし彼らがもっと敏感だったら
もし私たちが車両の端の席に座っていなければ
もし彼らがもう少し図々しくなかったら
もし私たちが4番線発の電車に乗っていたら
もし私たちが車両の中央の席に座っていたら
もし彼らが7号車に乗っていたら
もし私たちがもっと図々しかったら
もし彼らが車両の中央の席の前に立っていたら
もし彼らが4番線発の電車に乗っていたら
もし周囲の人たちがもっと敏感だったら

Right Path
今朝、私たちは、足を怪我している女性に席を譲った。

本当は譲りたくなかった。何故いつも私たちなの? 他の人が譲ればいいのに。たまには楽してもいいじゃない。意地悪な気持ちも湧いてきた。

私は、大好きな彼の横に座っていたかった。短い間だけど、手を繋いでいたかった。私の大好きな彼も、同様に思っていてくれたんじゃないかなと思う。

それに・・・もしかしたら、彼女は、何度よろめいても、立ったまま、彼にしがみついていたかったかもしれない。彼は、何度もよろめく彼女を、男らしく支えたかったかもしれない。何なの、私がしたことは、余計なお世話だったの?

席を譲らないという選択肢もあったというのに、私はそれを選ばなかった。なぜなら、それは、私が信じる「正しい道」ではないから。

映画「Scent of Woman」の中で、アル・パチーノが演じたRetired Lieutenant Colonel Frank Sladeのセリフを思い出した。

“I always knew what the right path was. Without exception, I knew, but I never took it. You know why? It was too damn hard. Now here's Charlie. He's come to the crossroads. He has chosen a path. It's the right path. It's a path made of principle that leads to character. Let him continue on his journey. You hold this boy's future in your hands, committee. It's a valuable future. Believe me. Don't destroy it. Protect it. Embrace it. It's gonna make you proud one day, I promise you."

「ありがとうございました」 電車を降りる私たちに、彼女が言った。忘れそうになっていた私たちの傘を手渡してくれようとしていた。

私は、これからも、どんな時でも、私が信じる「正しい道」を選ぼうと思う。例えそれが、たくさんのクエスチョンを残す結果になったとしても。

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