Sunday, December 04, 2011

着おろし


「新しい衣服に初めて袖を通すこと」を「着おろし」というそうです。

この着物がまさにそうで、今春のいとこの結婚式に着るために仕立てたのですが、合う帯がなくて、結局、結婚式には着物+帯をレンタルしました。そのうち、袷の着物の時期(10月から5月)が終わり、一度も袖を通さず、衣装ケースに入れたままになってしまいましたが、約半年後の先日、ようやく着る機会がありました。というより、そういう機会(=銀ぶら)を無理やり作ったんですけどね。

合わせている帯は、仕立て込みで、15,000円という格安で、オンラインで購入しました。生地の確認もしないまま、仕立ててしまったので少々不安でしたが、手元に届いた帯は、想像していたものと大体同じで、安心しました。もちろん、格安の帯ですから、それなりなのですけどね(笑)。

帯締めを薄緑やピンクにして、帯締めを白にすれば、清楚な印象に仕上がりますが、今回の用途は「買い物」だったので、ちょっとカジュアルかつ粋な感じで着こなしたかったので、帯締めは紫にしました。帯揚げはベージュだったかしら。

この時期、外出する際には、コートを着ます。このコートは昨年、薄緑色の着物と一緒に仕立てたもので、あずきのアイスクリーム色の地に笹の葉の柄が入っています。とても貴重な絹糸で織り上げたもので、この絹糸を使っているのはこの着物を織っている某E屋さんと有名ブランド・某エルメスさんだけだそうです。柔らかくてスルスル滑るシルクで、着心地は軽く、光沢も抜群です。某エルメスさんのスカーフの肌触りを想像してみてくださいね。

近い将来、黄色系の帯を購入して、この着物に合わせたいと思っています。和装のコーディネートでは、洋装では考えられないような「え?大丈夫?」っていう色あわせをすることがあって、どの色を合わせようかしら?と考えること、それが醍醐味です。でも洋装同様、同系色でコーディネートするのもシックで格好よくて、同じくらいワクワクするんですよ。

また熱く語ってしまいましたね。着物に対する熱はまだ冷めそうにありません(笑)。

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