プラダを着た悪魔
~リファレンスについて~
「OLのキモチをよくあらわしてるよ」って彼に言われて、プラダを着た悪魔 を観ました。
日本の転職では、前職の上司や同僚たちに連絡をとって、「この子、ぶっちゃけ、どうなんです?」って聞くことはないんだと思います。 でも、欧米社会の転職では、当たり前のことなんですよ。
そういう世界では、「もー、今の職場、最悪! 上司も最悪だし、わたしのこと、全然評価してくれないし。 もー転職するしかないでしょー」なんていう姿勢では、転職は、難しいんです。
「尽くして、泣きぬれて、そして愛されて・・・」みたいな関係を、しっかり上司と作って、組織にもしっかり貢献しないと、転職はうまくいかないんです。 だって、上司同士がぶっちゃけトークをするんですから!
映画の中で、アンディーが面接を受けにいくシーンがありました。 そこで、面接官が、「あなたの元・上司(ミランダ)がこう言ってましたよ、というんです。
"...all the assistants she's ever had...you were by far her biggest disappointment. And if I don't hire you, I am an idiot."
訳: 「過去、雇ってきたアシスタントの中でも、(アンディーは)一番ガッカリした子だったけど・・・でも、あなたが彼女を雇わないとしたら・・・あんた、アホだわ」
涙だよねぇ。 通常は、ミランダみたいな毒のあるコメントにはならないと思いますけど。
そして彼が、さらに言うんです。 "You must have done something right."
そうなんです! ちゃんと、しっかり、積み重ねてきていたなら、いいことをきっと、上司は言ってくれるんですよ。
わたしも最近、部内移動、そして、新しい部署への異動の面接を受けたばかりですが、「あなたのこと、よく言っておいたからね」って、過去5年間につとめた上司たちが、電話&メールで、言ってくれました。
涙でしたよ。 ホント、ありがたいことです。 ちゃんと、愛し愛されの日々だったんですね。 新しい部署への異動は、出来ても出来なくても、上司たちに感謝です。
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