Saturday, February 14, 2009

教えるということ。

来週火曜日からわたしの後任者が仕事を始めます。 業務の引継ぎをするにあたり、バイトで学んだことがあったので、それを活用したいと思いました。 

特殊技能でない限り、できない業務なんてないんです。  ただ最初は誰でも動線が見えないから、どうしてもギクシャクしてしまいます。 頭で分かっていても、カラダにしみこむまでには時間がかかるんです。  
そこは、手助けできないところです。 でも、「経験さえつめば、かならず出来るのですから、焦らずにやっていきましょうね」と、肩に入った余分な力を抜いてあげるお手伝いをしてあげなくてはいけません。

基本をしっかり学ばなくちゃ応用はできません。 ただその基本を教えるにあたり、熟練者にとっては、初心者が分からないことが、分からないのです。 熟練者にとってはすでに習得してしまったことですから、当たり前にできることです。 でも初心者にとっては何もかもが初めてで、全てにおいて、「なぜ?」と思うものです。  その「なぜ?」をきちんと説明してあげなくてはいけないと思います。 そして、細かいディテールも大事ですが、大きなピクチャーを見せてあげなくてはいけないと思います。 だって、目指すゴールが分かれば、「なぜ?」のいくつかは解消されるでしょうから。

頭ごなしに怒鳴ったりして、萎縮させてはいけません。 「大変だよ」なんていって、怖がらせてはいけません。 「いつでも、困ったときには聞いてくださいね」と、ひとりで悩まなくていいことを、伝えてあげなくてはいけません。  不安で青くなってるときには、優しい言葉のひとつやふたつをかけて、その不安に耳を傾けて、どうしたらその不安が消えるかという「気づき」のきっかけを与えてあげなくてはいけません。

そして、失敗をとがめたり、間違えを正したいときは、朝一番ではなくて、午後のちょっとリラックスした時間帯にしたほうがいいでしょう。 朝一番は、誰もがトップギアで、やる気も最高潮です。 そんなときにダメだしをされたら、せっかくのやる気もうせてしまいます。 

感情に任せて怒鳴り散らしたり、ちょっと忙しくなるとテンパる先輩たちと働くと、心身ともに疲れてしまいます。 失敗を恐れて、前にでることも躊躇して、本来の力も発揮できなくなってしまいます。 そしてそんな自分を情けなく思い、へこんでしまったりします。 だから、それをしっかりフォローしてあげなくてはいけません。

おかげさまで、わたしは、本業・副業ともに、そんなリーダーシップのある上司たちに仕えています。 心から感謝です。  そして、理論的な思考の同僚たちにも感謝です。 本業では、公私ともに仲良くしてもらってるKちゃんに、そして副業では4月からIT会社に就職が決まっているSさんに、ホント、助けられてます。 心から感謝です。  そして、副業では、気のきいた会話をしてくれるお客様に、緊張でガチガチになって笑顔を忘れてるわたしを笑わせてくださるお客様に、心から感謝です。

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