Wednesday, December 31, 2008

「愛人」

ある市長の元愛人と名乗る女性が、慰謝料を請求する訴訟を起こしたよね。 彼女、本当に、彼の「愛人」だったんだろうか? だって、「愛人」らしからぬ行為だよね。 


だいたい、愛した人を訴えるのってどういうこと? そのうえ、ふたりだけの思い出を赤裸々に暴露しちゃうのってどういうこと? 「愛人」じゃなくても、「人」としてどうなの?って思うよ。

こういうことがあると、「愛人」のイメージが(さらに)悪くなる。 でも、長い日本史&世界史の中では、「愛人」を持つことが容認されていた時代もあって、そういう時代の「愛人」には、立場をわきまえて清く正しく生きていた人たちもいたんだろうし、今だって、もしかしたら(いえ、きっと)、いるんじゃないかな。

一国の主が、天下をとるために、日々頑張ってる中で、家族にはこぼせない愚痴もあるだろう。 吐けない弱音もあるだろう。 そういうのを、やんわりと受け止める役割が、「愛人」にはあるんじゃないかな。 

ネガティブなエネルギーを除去してあげて、ポジティブなエネルギーを注入してあげて、世の中により一層貢献できるように応援してあげる。 そんな役目に誇りを感じることができないなら、「愛人」にはむいてないんじゃないかな。

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