Sunday, August 10, 2008

初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第4日目~

昨夜は、日焼けしすぎた肌がシーツにこすれて、痛くて痛くて、ほとんど寝られなかった。 挙句の果てに、アラームを間違えてセットしちゃって、夜中に起こされた。 今朝の起床は9時半。 早起き鳥の私としては、大失敗。 9時45分発のホテルのシャトルバスに間に合わない。 

ノロノロと起き上がり、ぬるめのシャワーを浴びる。 滴のひとつひとつが肌を切り裂くようだ。 タオルで水滴をふき取る作業も一大事。 下着が、ワンピースが、肌に当たるたび、あーっと小さく叫びながら、やっとのことで準備完了。 10時45分のシャトルバスに乗って市内中心地へ。 

DFS(免税店)のバス乗り場で、「アウトレットに行きたいんだけど、バスはどれに乗ったらいいの?」と私。 すると係りの女の子は、「5番か3番のバス。 道路の向こう側のバス停にいてください。 すぐにきますよ。」と言った。 「すぐって、後どれくらい?」と私が言うと、彼女はレシーバーでバスのドライバーに連絡。 「ジェレミー、今どこ?」 するとドライバーは、「今、マイクロネシア・モール」と言って、彼女は私に、「あと5分くらいで来ます。」と伝えた。 「じゃあ、あそこで待ってればいいのね。  何色のバス?」と聞くと、「白です。」という彼女。

アウトレットについてまずは向かったのはずっと食べたかったTaco Bell。 ソフト・タコスを2つ+ミディアム・ダイエットコークを注文。 ああ、美味しい。 アメリカのジャンク・フードはやっぱり旨い。 

お目当てのNine Westで何足もトライして、結局2足+ターコイズ・ブルーのクロコダイルのパターンのビニールのカバンを購入。 店員のロコの男の子は明らかにゲイ。 最初は冷たかったけど、私が長々と店内にいるもんだから、そのうちに寄ってきてくれて、一緒にサイズ7を探してくれた。 

13時くらになって、さてそろそろホテル街へ戻ろうと、バス乗り場へ。 「アウトリガーあたりに戻りたいんだけど、バスは?」と聞くと、係りの男の子が、「3番のバスだよ。」と言って、「あとどれくらいで来る?」と聞くと、「すぐ。」と答えた。 これで引き下がる私じゃない。 「すぐって、大体どれくらい?」 さらに聞く私に、「えーと、10分くらいかな。」と言う彼。 それを聞いていたもう一人の係りの子が、「その2倍くらい。」と言って、「ホント? 20分も来ないの?」と私が言って3人で笑った。 

しばらくバスを待っていると、男の子の一人がヒソヒソ声で言った。 「DFSに行くっていえば、タクシーはタダになるよ。 彼らは、お客が買った10%のコミッションをもらえるんだ。」 「ホントにタダなのね?」と私が確認すると、「あー、ドライバーに聞かれちゃった。 ここじゃダメだ。 あっちの乗り場へ行かなくちゃ。」と言って笑った。 「今日は日曜日(安息日)だから、ウソはつけないわ。 バスを待つことにするね。」と私が言うと彼は、「明日試してごらん。」と言ってウインクした。

DFSに到着、ホテルのバス・ドライバーを待つ。 帰り道、彼のバックグラウンドを聞いた。 1985年から1997年まで、NJに住んでいたらしい。 9THアベニューにあるフィリピンレストランで働いていた彼は、毎朝、バッテリーパークを経由して、通勤していたそうだ。 私が、「私も、95年から99年までNYにいたんだよ。」と言うと彼は、「じゃあ、ツイン・タワー・・・寂しいよね。」

ホテルまでの短い道のり、私たちはNYの空気の悪さや、夏の悪臭や、冬の灰色の空や、彼の祖国・フィリピン、マニラの食事や、グアムがいかに美しい土地かっていうことを語り合った。 まさかこの、南国で、NYやマニラの話をするとは思わなかった。 必然の出会いってホント、面白い。 「あーここに住みたいなぁ」という私に、「英語も日本語も話せるんだから、仕事なんて山ほどあるよ。」と言う彼にココロの中で私は、「Ya, I wish I could...」とつぶやいた。 

No comments: