~グアム4泊5日 第4日目 ディナーの巻~
今日もまたホテル内のレストランでディナーを!と1階へ降りたらなんと日曜日はクローズド。 時計は19時。 今から市内へ行くのは面倒くさい。
とりあえず部屋に戻り、ヒルトンホテル内にある Roy's に電話してみた。 「あの、1人なんですけど、今夜のディナー、予約できますか?」 レセプショニストが明るい声で、「はい、もちろんです。」と言う。 「じゃあ、今から行きますので、19時半からお願いします。」
予約を入れたら、次はタクシーの手配。 フロントに電話してタクシーを呼んでもらう。 ものの1分もしないうちにフロントから電話があった。 「タクシーがきました。」 オーノー! まだ服も着ていないし、まゆげもかいてない。 ドタバタしながら、髪の毛をアップにして、コットンドレスを着て、部屋を出た。
店内の中央の席に案内される。 とりあえずシャンパンをグラスで。 ああ、久しぶりに味わうピリっとした雰囲気。 背筋が伸びる感じがいい。
シャンパンを一口飲み、一息ついて、周りを見渡す。 日本人の家族連れが2組+フィリピン系の女性4人組。 日本人の両親たちはきっと私と同じくらいの年齢だろう。 子供たちは小学校高学年くらい。 フィリピン系の女性たちは、全員が薬指にキラキラ光るダイヤの指輪をしてる。 年齢は私より少し上、40代半ばくらい。
アペタイザーにサンプラー(4種)を注文。 豚のリブは食べられないからお魚(アヒ=マグロの一種のたたき・マスタードソースに変更してもらった。 プレートには、そのほか、サーモンの香草焼き、クラブケーキ、シュリンプの串揚げがキレイにディスプレイされている。
メインの料理には白身魚のみそ焼きを。 イカ墨のリゾットのベッドの上に上品に横たわっている。 飾りは、蒸したベビーキャロット。 魚とリゾットの暗い色に鮮やかさを添えている。 シャンパンを飲み干し、白ワイン、ナパのシャルドネを注文。
すぐ後ろの日本人の家族連れの会話が聞こえてくる。 お父さんが子供に、「グアムでは英語を使わなくてもいいんだ。 みんな日本語が話せるからね。 パパがアメリカ本土に出張に行ったときはそうはいかないよ・・・。」 なるほど、英語でオーダーしないことをジャスティファイしてるのね。
隣のフィリピン女性たちがそれぞれカメラを取り出し、ウエイトレスに写真を撮ってくれるように頼んでる。 「あー、このカメラ、使いかたが分からないわ。 娘にちゃんと教えてもらってきたのに。」 「ちょっと、フラッシュたいたでしょ? 目が赤く光っちゃうのよ。」 キャーキャーはしゃぐ姿はまるで女子高校生。
周囲が愛する人たちと一緒にディナーを楽しんでいる中、私は一人で食事をしている。 それはそれで全然悪くないし、料理もドリンクも美味しいし、ウェイター&ウェイトレスもかいがいしく世話をしてくれて、文句のつけどころもない。 でも、なんだかちょっと、贅沢にも、物足りなさを感じてしまった。 この料理も、このドリンクも、この光景も、この雰囲気も、彼と一緒だったらもっと違った風に感じるんだろうな。
そんなことを考えていたら、急に胸がいっぱいになってしまって、メイン
料理が食べきれなってしまって、持ち帰り用に包んでもらった。 チェックにはすでに10%のサービスが加算されているから、チップはおかなくていいらしいんだけど、担当ウエイトレスにさらに10%分のチップを渡して席をたった。 これは、いつも20%のチップをおく私の習慣。
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