Friday, July 28, 2006

Second Date

初めてのデートは、いつもちょっと緊張する。
その緊張を悟られないように、いつもよりテンションをあげて、
いつもよりたくさん話したりする。
投げかける視線も言葉もどこか挑戦的で、
且つ、リラックスしているふりをしてみせたりする。

ファースト・デートの後、頭の中に録画したシーンを再生する。
大人ぶった私。彼の優しい気遣い。はしゃぐ二人。
「彼は私を気にいってくれただろうか?」
「あの台詞はどういう意味だったんだろう?」
あれこれ思いをめぐらせ、心地よい疲労感に浸る。

二回目のデートは、初めてのデートよりずっと自然でいられる。
無理して話題を探す必要もないし、優しい眼差しでお互いを包みあう。
飾らない等身大の自分をさらけ出すことを許せる私がいる。

セカンド・デートの後、ファースト・デートの後同様、
録画したシーンを巻き戻してみる。
あっという間に巻き戻ったその映像を再生する。
私の姿はない。
音声も録音されていない。
短い、ほんの数秒の映像。

彼のはにかんだ笑顔。
眼が合った一瞬の後の
恥ずかしそうな笑顔。

何度も巻き戻し、再生する。
こみ上げる暖かい想い。
こぼれる笑顔。

サード・デートがいつなのか、その行方も分からない。
でも、二人の未来を案じる必要はないと感じる。
一緒に時間を過ごすこと、それが一番大切なこと。
今はただ、この気持ちを信じて進んでいこうと思う。
次のデートを待ち望むこの気持ちを信じて・・・。

No comments: