Tuesday, July 11, 2006

Dear Shandini

私には子供がいる。
といっても、一緒に生活をしているわけでもなく、
血が繋がっているわけでもない。

彼女は2001年1月21日、インドに生まれた。
両親共に健在で、共に肉体労働をして生計を立てている。
彼女はとても元気で、学校も大好きだ。
得意な科目は言語、らしい。
なわとびが好きで、掃除のお手伝いをする、
とてもよい子、みたいだ。

彼女に会ったことは一度もない。
いつか会う日がくるかどうか、それも今は分からない。
私がしていることといえば、彼女が元気に、
そして彼女の家族の生活が少しでも楽になるように、
ほんの少し、お手伝いをさせてもらっている、だけだ。
彼女からは、クリスマスにはグリーティングカードが、
定期的に彼女の成長をうかがわせる絵が送られてくる。

私の中にも生命が宿ったことがある。
出産予定日は2000年2月29日だった。
あの時、生む選択をしていたら、今頃彼女と同じように、
小学校に通っていたに違いない。

実はまだ一度も彼女に手紙を書いていない。
近い将来、彼女に手紙を書こう。
遠くから、愛をいつも送っていると、言おう。
Shandiniにその手紙が届くとき、もしかしたら、
私の子供として生まれるはずだった命へも
メッセージが届くかもしれない、という願いを込めながら。

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