Dear Shandini
私には子供がいる。
といっても、一緒に生活をしているわけでもなく、
血が繋がっているわけでもない。
彼女は2001年1月21日、インドに生まれた。
両親共に健在で、共に肉体労働をして生計を立てている。
彼女はとても元気で、学校も大好きだ。
得意な科目は言語、らしい。
なわとびが好きで、掃除のお手伝いをする、
とてもよい子、みたいだ。
彼女に会ったことは一度もない。
いつか会う日がくるかどうか、それも今は分からない。
私がしていることといえば、彼女が元気に、
そして彼女の家族の生活が少しでも楽になるように、
ほんの少し、お手伝いをさせてもらっている、だけだ。
彼女からは、クリスマスにはグリーティングカードが、
定期的に彼女の成長をうかがわせる絵が送られてくる。
私の中にも生命が宿ったことがある。
出産予定日は2000年2月29日だった。
あの時、生む選択をしていたら、今頃彼女と同じように、
小学校に通っていたに違いない。
実はまだ一度も彼女に手紙を書いていない。
近い将来、彼女に手紙を書こう。
遠くから、愛をいつも送っていると、言おう。
Shandiniにその手紙が届くとき、もしかしたら、
私の子供として生まれるはずだった命へも
メッセージが届くかもしれない、という願いを込めながら。
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