Saturday, July 01, 2006

大江千里

15歳の時から、大江千里の曲を聴いている。
あの日、隣の席に座っていた彼が差し出した
アルバム「Pleasure」がきっかけだった。

初めてキスをしたのは15歳。卒業式の翌日。
デパートの屋上で、夕日が沈むギリギリのところで、唇を合わせた。
16歳の誕生日にはガラスの靴をプレゼントしてくれた。
「僕だけのシンデレラでいてください」というメッセージつきで。
19歳、別れたときは、一瞬時間が止まってしまったが、
それでも友情は残り、つかず離れず、関係は続いた。
11年後、2001年、5月31日、彼は突然死んでしまった。
1年半、毎晩、私は泣いた。

2006年、現在、私は心身共に健康だ。
仕事も順調だし、私生活もそれほど悪くない。
家族も健在で、悩みと言えば、独身だというくらいで、
それも贅沢な悩みだと思う。
土曜日の午後、大江千里の曲を聴いてみた。
白ワインを飲みながら。
若かったあのころにタイムスリップする。
大好きだった彼がそこにいるような気がする。
溢れる想い。流れる涙。
懐かしさと悔しさと切なさと愛しさと・・・。
全ての曲を聴いたあと、また数曲を再生する。
彼に会うために・・・。

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