Wednesday, March 19, 2014

Breast Cancer 3

「乳がん」と診断されたのが3月17日(月)。それからというもの、毎日、「乳がん」のことをネットで調べて、カラダのあちこちのちょっとした不調を気にして、BFとの貴重な時間も「乳がん」のことや、「わたしが死んだら」という話で、わたしだけじゃなく、一緒にいるBFにとっても、まったく面白くない日々が続いています。Sorry...

前回のBlogのくり返しになりますが・・・3月24日(月)に聖路加国際病院での初診が決まりました。初診の際、これからの治療についての説明があると思います。3月31日(月)、かかりつけのクリニックで、細胞検査(第2回目)の結果がでます。6歳の子供でもわかると思いますが、つまり、今バタバタしても、「乳がん」が治るわけじゃありませんし、細胞検査の結果がよくなるわけではありません。でも、そう頭ではわかっていても、44歳のわたしは、アップダウンしてしまう精神状態をなかなかコントロールできずにいます。

今まで色々なことを経験してきました。国内、海外で、危ないこともしてきましたし、辛い経験もありました。そういうこと全てを通り抜けてくるたび、精神的にも霊性的にもつよくなってきたと自負していましたが、このところの自分の精神状態を振り返ると、実はそんなにつよくなったわけではなかったのではないなぁと感じています。

問題提起ですが、この「待機」時間を支えてくれる何かはないのでしょうか! 例えば、担当医の(もっと!)説明だったり、ケアだったり。病院からの、同じように「乳がん」を経験した人たちとのふれあいの機会の薦めだったり。こんな状態なのに仕事に毎日行って、何事もなかったように仕事をこなさなくてはいけない状況っていうのも、けっこう大変なのですよ。

「細胞検査」から結果がわかるまでが1週間、「乳がん」宣告から、聖路加国際病院での初診までが1週間。長い人生の中のたかが1〜2週間ですけど、されど1〜2週間です。いろいろなことを考えます。ポジティブなこと、ネガティブなことをいったりきたりします。若くして死んだ友人、「がん」で亡くなった身内、さらには、「死刑宣告」を受けた後の受刑者の方々の気持ちなんかまでを思ったりします。「死刑宣告」を受けた受刑者の方々に関しては、来るかもしれない「その日」を、それがいつくるかと思いながら日々生きるというのは、どんなにつらいことだろうと想像して、さらに「死刑」に反対する気持ちがつよくなります。「死刑」を宣告された受刑者にとって、「待ち時間」はなんて非人道的な拷問なのかと感じています。

「乳がん」は治る「がん」だと言われています。統計に基づくデータで、信用できるものだと思います。でも、健常者たちにとっては「安堵」を感じるデータだとは思いますが、今のわたしにとっては、「安堵」もありませんし、精神的、霊性的にうけたショック(=傷)が癒やされることはありません。「がん」という宣告により、「死ぬかもしれない」という「最悪の結果」が視野に入ってしまっているからです。どんなに、健常者に、「大丈夫だよ! きっと治るよ! だって、『乳がん』は普通の『がん』と違って、治る可能性が高いのだから!」と言われても、「へー・・・」って感じです。そして、「がん」というキーワードが、意識・無意識に関係なく、肉体的、精神的、霊性的に影響を及ぼしていて、様々な不具合を引き起こしています。そのことをぜひ、知ってもらいたいと思っています。

さて、(精神的な落ち着きを取り戻すために!)聖路加国際病院で乳がんの治療にかかる費用について調べてみました。


  • 手術および入院治療費用 乳がんの種類によって異なりますが、自己負担 3 割の場合、約 40 ~ 60 万円 となります。 
  • 室料差額 当院は全ての病室が個室となっており、お部屋代として、1 日あたり 31,500 円〜 105,000 円の室料を頂いております。当院で乳がんの治療を受けられる 方の平均的な入院日数は、がんの種類や状態によっても異なりますが、4 日〜 6 日ですので、平均的な室料差額代は、約 13 ~ 20 万円となります。 
  • 外来化学療法 代表的な抗がん剤治療について、標準的な体型の方、自己負担 3 割の場合の 概算をご紹介します。この金額はあくまでも目安です。また、薬剤費のみの金 額になりますので、実際はその他の治療費が加わることを、あらかじめご了承 ください。 
  • 再発転移: 1回あたり約1.8万円のお薬を毎週投与しますので、1か月で約7.2 万円、6 か月継続した場合、合計で約 45 万円となります。 
  • 術後補助療法: 1回あたり約4.2万円の抗がん剤を、3週間に1回投与します。 通常 1 年間ほど継続しますので、1 年間の合計額は約 72 万円となります。 注)使用する薬剤や体の大きさによって、金額が大きく異なりますので、詳しくは担当 の薬剤師までお尋ねください。 
  • 外来放射線治療 放射線治療 30 回で自己負担 3 割の場合: 約 15 万円となります。 
  • その他 上記以外にも、センチネルリンパ節生検(現段階で先進医療のため 8 万円。平 成 22 年 4 月より保険適用予定)や、MRI 撮影(造影あり、3 割負担の場合、 12,000 円)など、必要に応じて 費用についてご不明な点がございましたら、当院医事課までお気軽にお尋ねください。

2 comments:

Juichi said...

聖路加や虎の門などは日本でトップクラスの病院です。いまの日本での最高の医療を受けることができると考えて下さい。

carrie said...

先生、ありがとうございます。先生のコメントを読んで、「聖路加を選んで良かった!」と今また、しみじみ感じています。良い精神状態を保てるように、日々努力します。ありがとうございます。