Thursday, September 06, 2012

Uninvited Guest

帰り道、雨がザザっと振ってきました。

駅から小走りで、マンションに滑りこみ、エレベーターにスッと乗り込みました。エレベーターを降り、ドアを開け、部屋に入るまでは数秒。後ろ手で鍵をしめ、部屋に入ろうとした瞬間、わたしより先に、黒いものが部屋に入っていくのが見えました。

まさか蚊?

そう思ったものの、それ以来、その黒いものは見えなかったので、「蚊じゃなかったんだ!」と楽観的に納得。軽く夕食を食べ、ワインを数杯飲み、さぁ、やっとリラックスできる!と思った瞬間、目の前を黒いものがフワフワと飛んでいきました。

まさか・・・

急いで布団の中に潜り込み、宙を凝視。黒いものの正体がわかるまでは、落ち着いてワインを飲むことはできません。

そのままの姿勢でしばらくすると、お尻の右側に痒みを覚えました。恐る恐るその箇所を触ると、ぷくっと腫れているではありませんか!

やっぱり蚊だ!

しかしその姿は見えません。さらにそのままの姿勢でその行方を探していると、今度は、右足の土踏まずと左足の小指の下に痒みを覚えました。

まさか・・・

思いっきり布団をめくってみると、黒いものがポロっと落ちてきました。

ぎゃっ!

迷わず素手で叩き潰すと、それは粉々になり、シーツが真っ赤に染まりました。

蚊が、次世代に命をつなぐためには、わたしの血を吸わなくてはならないってことは、頭ではよくわかっていますが、そんな寛大なココロを持ち合わせていないわたしは、思わずニヤっとしてしまいましたよ。

今は、シーツを洗濯中です。これでようやく落ち着いてワインを飲むことができます。

というわけで、おつかれさまでした(笑)

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