Letters II
短大を卒業したのは1995年の5月上旬だった。
その直後、日本に帰国して、8月下旬にNew Yorkに渡った。
(NYUの3年生に編入するためね)
そのころはE-mailなんか使ってなくて、
日本の家族やトモダチとの通信は9割、
手紙(切手を貼って出すやつね)だった。
当時もらった手紙を読みかえしていたら、
仲良くしていたフランス人のトモダチからの手紙が出てきて、
とても懐かしいキモチになった。
「あの頃はフランス語も(少々)話せたのになぁ」
「Sにはうちの両親の家に滞在してもらったのになぁ」
「みんな今頃、どこで、何してるのかなぁ」
わたしは、決して、筆不精ではない。
でも、「新しもの好き」な性格が祟って、
わたしの興味は、New Yorkで知り合った新しいトモダチに、
すっかりシフトしてしまって、そのせいで、
ものすごく残念ながら、旧友との通信はすっかり途絶えてしまった。
今では、E-mailもあるし、Facebookも、Twitterも、
Skypeだってあるんだから、
世界のどこにいても、容易に会話できるっていうのに!
彼らの実家の住所しかしらないわたしは、
手紙(切手が貼って出すやつね)を書くことにした。
「わたしのこと覚えてないかもしれないなぁ」
「今更、『なによー!』って思うかもしれないなぁ」
「もしかしたら届かないかもしれないなぁ」
最近の便利なツールでも連絡が取れるように、
E-mailやらFacebookやらTwitterやらSkypeやらの、
アドレスを添えて。
Hope those letters'll get to them, and we'll start talking again.
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