骨髄バンクからのお知らせ
骨髄バンクに登録してもう随分長い時間がたちます。
数年前に一度、患者さんとの「マッチ」があったにも関わらず、
家族からの同意が得られなかったため、
提供することができませんでした。
(家族の同意は必要)
しかし、今年10月から「末梢血幹細胞移植」が始まるそうで、
これにより、ドナーには、「骨髄」と「末梢血幹細胞」という、
2つの提供選択方法が可能になるようになります。
どういう違いがあるかというと・・・
(1)骨髄の場合
1~2回の通院で、(骨髄搾取後の貧血予防のため)自己採血を行い、
3泊4日の入院中に、全身麻酔下での骨髄採取を行います。
長所: 経験が多いため、安定している。
短所: 全身麻酔による副作用や、針を刺した箇所の痛みや、
感染、出血。 そして自己血採血を要することが多い。
(2)末梢血幹細胞の場合
3~4日の通院または入院で、(造血細胞を増やすため)G-CSF注射を行い、
1泊2日の入院中に、1~2回、4時間程度、末梢血幹細胞の採取を行います。
長所: 自己血採血や全身麻酔下での手術が不要。
短所: 大量G-CSFの副作用。採取中の合併症。採取による血小板減少。
大量G-CSF投与の長期安全性が不明。
今年10月、このシステムの導入スタート時には、
非血縁社間で骨髄提供経験があるドナーのみが対象で、
経験がないドナーとこれから骨髄バンクに登録するドナーは、
来年1月くらいからとなる。
これによって得られるメリットは、
骨髄提供なできないドナーや、全身麻酔に不安を感じるドナーも、
提供が可能になり、(ドナーの自己血採血が不要なことから)、
コーディネート期間が短縮され、
より多くの患者の救命につながるとのこと。
まだ骨髄ドナーの登録をしてない方、ぜひこの機会にしてみてはいかが?
骨髄バンクについての詳細はこちら
1 comment:
骨穿(骨髄穿刺のこと)を受けたことがあるのですか?えらいですね。
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