梅雨の憂鬱①
雨がやんで、晴れ間が出て、明るい太陽が、
「みんな、外で遊びなさいな」って語りかけてる。
風はすぐ側まで来ている夏の香りがして、
日差しは肌をジリジリ焼いていく。
街に溢れる「つがい」の間を、自転車で走り抜ける。
サングラスをかけて、どんなにポップな曲をかけても、
心の中には雨がザーザー降り。
無視できるほど鈍感じゃないし、強靭な心も持ち合わせてないし、
でもだからって、
誰でもいいから横にいてほしいわけじゃないし。
だって、つまんない男の子と一緒にいるくらいなら、
泣きながらでもいいから、独りでいることを選ぶ。
幸せは、主観的なものだって、分かってる。
でもだからこそ、なんだよ。
贅沢なことだって、分かってる。
でもそれでも、なんだよ。
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