勧誘
「高収入のバイトありますが興味ありませんか?」
真っ昼間の渋谷駅構内で、私に声をかけてきた坊主頭の気弱そうな男は、30代前半。 日々の食生活が悪いに違いない、異常に痩せている。 血管が透けて見えるほどの白い肌に赤く膨れ上がったニキビが目立つ。 白いヨレヨレのTシャツを着て、それと同じようにヨレヨレの白いパンツを履いている。
「興味はないわ」となぜか英語で答える私。 頭の中をぐるぐると廻る思考の数々。 「別に派手な格好をしていたわけじゃないし。 独りで歩いてる女性は私だけじゃないし。 物欲しそうな顔をしているわけはないし。 」
変な勧誘にあったり、キモい男に声かけられるのは、気が下がってるサイン。 元気な友達から良い気をもらわなくちゃ。 それにしてもいったい、何の勧誘だったんだろう?
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