Saturday, August 16, 2008

久しぶりに彼に会った。

あの頃と変わらず、明るい笑顔の彼。車に乗り込む前、彼の左肩に触れた。その行為が、悲しい歴史を変えられると信じて。塗り替えられない過去のあの日に向かう彼を引き止めるように、何度も何度も、彼の左肩を擦った。

目が覚めると、愛する彼が私の右にいて、私は彼の左手を握りしめていた。私の右手が痺れてる。まるで、重労働をした後のように。

ああ、夢か。ああ、そういえば、お盆だ。彼のお墓参りにいかなかったから、彼が会いにきてくれたのかな。

隣にいる彼は静かな寝息をたてている。平安がここにある。ありがとう、今日も元気で生きていてくれて。愛してる。